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心理学その5 : 幸福の3条件/すべての悩みは人間関係の悩み説

当サイトは、管理人である〈えりこ〉が「性依存(セックス依存/恋愛依存)症に陥り、そこから脱出するまでのこと」についていろいろなことが書かれています。

まず読んでいただきたい記事として「私が性依存症を克服するときに学んだアドラー心理学」いのお話を7回にわたってしています。

このシリーズのほかの記事をごらんになりたい方は、こちらのまとめページからどうぞ。

 

今日は第5回目「人間には幸福の条件がある。そして、人間の悩みはだいたい人間関係に起因する」についてお話ししてみたいと思います。

 

人間の幸福の3条件

アドラーは、人間の幸福を「共同体感覚」という言葉で定義しました。

のちにアドラーの考え方を支持した人たち(「弟子」という表現をする人もいますが、アドラーはそういった師弟関係という関係性はあまり好まなかったようです)が、もう少しわかりやすくするために「3つの条件」にまで分解しました。

その3つの条件というのが、こちらです。

●自分が好き

 

●他人は信頼できる

 

●自分は役に立つ

一番カンタンなアドラー流カウンセリングに、この項目にそれぞれ「10点満点中○○点」とつけて、現状を観ていく、というものがあります。

 

少しやってみましょうか。お手元にメモ帳か紙をご用意ください。そこに、先ほど挙げた項目の点数を書き込んでみてください。

●自分が好き →  /10点

●他人は信頼できる→  /10点

●自分は役に立つ→  /10点

・・・いかがでしょう、つけられましたか?

では、次に参ります。

この中で、「1番点数の高い項目」はなんでしたか?少し考えてみてください。


では次です。この中で、「1番点数の低い項目」はなんでしたか?



はい。

では、最後です。1番低い項目の点数を「1点だけ」あげるとしたら、何からしたらよさそうですか?

 

…という風に、

自分の現状を把握

未来について考える

その未来に近づくための一歩を踏み出すが、
あくまでごくごく小さな変化から始めてみる

 

というのが、最もシンプルなアドラー的カウンセリング方法のひとつです。「1点だけ上げる」というのが地味に大切なポイントです。

 

ここは、あくまで「数日以内自分ひとりでできる、いつもと違うこと」であるのが好ましいです。

 

このサイトを回遊されている方すべてがセックス依存症と呼べるかどうかはわかりませんが、みなさん何かしらでご自身に満足されてない方がほとんどだと思います。

 

そのような方には一度「自分が幸せを感じるためにはどうすればいいの?」ということを考えてみていただきたいのです。

そして、その目安として先ほどあげた幸福の3条件を使っていただけると幸いです。

すべての悩みは対人関係の悩みである

 

アドラーは、「人間関係の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言い切っていたようです。そして、「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」と言っています。

 

孤独を感じるのは、われわれが「ひとり」だからではなく、自分を取り巻く他者、社会、共同体があり、そこから疎外されていると実感するからこそ、孤独なのです。われわれは孤独を感じるのにも、他者を必要とします。人は社会的な文脈においてのみ、「個人」になるのです。(ダイヤモンドオンラインより引用

 

すべての悩みが対人関係につながる…この考え方をとても面白いと思いました。

 

一見ややこしく見える悩みも、因数分解していけば「対人関係の悩み」にたどり着くとしたら?ごちゃごちゃした悩みも意外とシンプルに片付くと思ったら?いかがでしょうか、解決の糸口がみえてきませんでしょうか。

 

幸福のパラドクス

さてもうひとつお話ししたいことがあります。「人間の幸福」ということについて、こんな言葉があることをご存知でしょうか?

『幸福は、それを求めれば求めるほど私たちの手からスルリと逃げ去ってしまう』

 

という言葉を。これは、アウシュビッツの悲劇を生き抜いた精神科医ヴィクトール・E・フランクルの言葉です。フランクルは、「幸せを追い求めれば求めるほど逃げいていく」現象を「幸福のパラドクス」と言い表しました。

 

アドラーいわく「人間の幸せ」の条件には「他者との関わり」が外せません。他者への関心だけではダメだし、自分への関心だけでも「幸せ」とは言えない…。

 

そして、フランクルの幸福のパラドクスのこともあわせると、こう言うこともできるのではないでしょうか。
人間は「自分の幸せ」だけ追い求めても「幸せ」にはなれないーーーと。

 

私が依存の真っ最中だったとき、いわずもがな、「自分の幸せ」だけを求めていました。
まったく他人が信用できず、仕事でも自分のミスを同僚になすりつけたり、プライベートでは依存していた相手の周辺にいる人間をみんな敵だ感じ、近視眼的な「自分の利益」を求めるようになりました。

 

ですが、人の世とは不思議なものです。目の前にある自分のトクになるものを選択しているはずなのに、自分はどんどんみじめになる。そして、人が離れていく。

 

「われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。他者を愛することによってのみ、自立を成し得ます。そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどりつくのです」(幸せになる勇気p272より引用)

 

私は、まさしく「幸福のパラドクス」に陥っていたと思います。そしてさらに「自分のトク」を求めることで、「共同体感覚」などというものを感じることもできず、不幸の悪循環に陥っていました。

コミュニティでの生活

私の発行している会員限定記事を読んでくださればわかることではありますが、そこで書かれている話しを『もっと深く知りたい』と思うとあるコミュニティに足を踏み入れるのが一番手っ取り早くなります。

 

それはおそらく、日本人の9割がなじみのないコミュニティです。

 

私は、依存から脱却する過程で人生の一部をそのコミュニティに置くことになりました。がっつり関わったわけではありませんが、それなりに「居場所」を感じることができたのです。

 

アドラーは、〈共同体への貢献感〉が幸福感に多くかかわっていると定義しています。

 

私も、生活がめちゃくちゃになる前は仕事が大好きでした。それはまぎれもなく「自分の属するコミュニティはここだ。ここで私は役に立つことができるし、同じ目的で成果をあげていこうとする仲間が居る」ということの喜びを感じたからにほかなりません。

 

私はそのとき「共同体感覚」というものを知りませんでしたが、自分の体験上、この言葉には非常にナットクしました。

 

ただし、ほどなくして私は自分が役に立てるということを疑い始め、他人への信頼も失い、自分のことがどんどん嫌いになりました。

 

そこで手を伸ばしたのが、承認欲求を満たせるような気がした「性行為」(単純な快楽)でした。
今思えば、もし私がコミュニティで「幸福の3条件」を満たせていたら、性行為やポルノなどへの依存しなかったかもしれません。

 

ですから、今これを読んでくださっている貴女はご自身が今属しているコミュニティでこの「3条件」を満たすことができそうなのであればぜひそれを行ってみていただきたいと思います。

もし「自分はそういうコミュニティに関われない」のであれば、私が会員限定記事内で紹介しているコミュニティ(規模はさまざまですが、各県に何かしらひとつはあると思うので)に足を運んでみるのもまたひとつの手かな、と思います。

 

どうやってかかわっていくのか?「関わる」って具体的にどういうことなのか?という事に関しては、この連載の第7回目でお話ししていきたいと思います。

 

次回はその前に「共同体」という意識を持つと言うことと同時に気をつけなくてはいけない考え方のお話をしたいと思います。

まとめ

今回は「人間の幸福感は共同体感覚を持っているかどうかで決まる。そして悩みの全てを『人間関係の悩み』だと考えるとどうなるか?」というお話をさせていただきました。
次回は、

【脱性依存症のための心理学その6: 他人と自分の課題を分離するについてお話します。

 


ー補足ー

私が依存を脱却したときは、同時にいろんな人の助けを受けていました。ここでお話ししているようなアドラー心理学がすんなりと受け入れられたのも、実際にメンタルのサポートをしてくれる第3者がいたからです。

 

自分は運がよかった…と感動しつつも、「もし同じような悩みを持っている人このブログを読んでくれても、あのサポートは再現できない」そんなことをずっと悩んでいました。

 

そんなときに知って「コレだ!」と思ったのが、この【ボイスマルシェ】という電話カウンセリングサービスの存在です。



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私たちのような悩みは「身近な人には言えない悩み」の最たるものに近い部類です。個人情報やプライバシーに配慮した、安心して使えるシステムのボイスマルシェは適していると思います。

 

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