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子宮頸がん。性行為感染症が怖いのはパートナーシップを壊してしまうから

こんにちは。当サイトの管理人えりこと申します。

 

このサイトでは、管理人が体験したセックス依存症(性依存症/恋愛依存症)とそこからの脱却の道のりについて、またはそれ関連アレコレを取り扱っています。ここまでピルや性感染症について何度かお話ししてきました。

低容量ピルを飲んでたけどやめた理由。費用対効果が合わない&心のダメージを受けていた

HIV感染の可能性。無料検査を受けた時の話と、家で検査を受ける方法。

 

今回は「子宮頸がん」についてお話ししてみたいと思います。

 

知人からの子宮頸がん告白

 

以前、知人の女性に子宮頸がんの発症を告白されたことがあります。私は彼女よりも年下でしたし、そのときはまだ性行為の体験すらなく、適した相談相手ではない気がしました。

 

それでも彼女が私にこの話をしたのは「旦那の浮気からの感染ルートに決まっている。許せない」という、呪いに近い言葉をどこかに吐きたかったからなのだと思います。

 

それまで私は「子宮頸がん」という病気の存在を知りませんでした。彼女の告白によって私は子宮頸がんの発症する条件や治療法などの知識を仕入れることになりました。

 

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、「子宮頸がん」について国立がん研究センター がん情報サービスHPより引用してみたいと思います。

 

 

子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染が関連しています。HPVは、性交渉で感染することが知られているウイルスです。子宮頸がんの患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られています。HPV感染そのものはまれではなく、感染しても、多くの場合、症状のないうちにHPVが排除されると考えられています。HPVが排除されず感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。また喫煙も、子宮頸がんの危険因子であることがわかっています。

 

そう、子宮頸がんはその多くがウィルス性なのです。そしてその感染ルートは性行為です。彼女は続けました。

旦那の浮気だけでも傷ついてるのに、なんで私だけこんな被害を受けなきゃいけないの

と。

私は考えました。パートナーが他の女性とセックスをしたという事実だけでも苦しいのに、それによって自分の肉体・精神に直接害が及ぶこの理不尽さ。もちろん検査や治療に金銭的負担も生じます

 

もし自分が彼女の立場だったら、私だってきっと悔しくて悔しくてたまらないだろうと。

 

そしてしばらくして、私はご主人からもお話を聞く機会がありました。ご主人からのお話をきいて私は困惑しました。

あいつが俺と結婚した時、あいつは別の男の子ども妊娠しとったんや。それを俺は病院に堕しにに行くのにつきあった。あいつは俺が悪いと思っとんかもしれんけど、俺の浮気だけが原因なんて言い切れん

と話されたからです。(※口調などは編集しています)

 

2人のサイドからそれぞれの言い分を聞かされた私は真実がわからなくなりましたし、少なくともこの2人が本当に欲しているのは「責任の追及ではない」と感じました。

 

けっきょく、彼女は手術をしました。子宮を「一部摘出」か「全摘出」かなどの選にもなりました。

 

ガンが進行している部分だけ切り取ると今は軽い手術で済むけど再発の可能性が上がる。子宮を全摘出すると再発の可能性はなくなるけど、体の負担や精神的な不安が大きい。

 

また、検診の段階でお医者さんから「あなたはもう子どもをある程度産んでるんだから、もういいでしょう」というような言葉をかけられたそうで、それもまた傷ついたと聞きました。

 

決断するだけでも大きな負担だったと思います。

 

そして、無秩序なセックスというものがこれほど問題を生み出してしまうにもかかわらず、日本では割と軽い扱いを受けていることに違和感を感じざるをえませんでした。

 

私は、こういうことが身近であったにもかかわらず、のちのちコンドームなしのセックスを許してしまいした。もしかしたらhpwウイルスに感染しているかもしれません。

 

潜伏期間を経て発症して、それによって仕事が阻害されたりお金が必要になったりしたら、やっぱり悔しくてたまらないと思います。

 

過去の自分や、コンドームなしのセックスを推し進めた相手の男性を、どこかしら呪ってしまうと思います。

(性行為からの感染だけではないので、発症したとしても真実は闇の中なのですが)

 

子宮頸がんの対策

対策は2つです。

1.予防接種を受ける

2.定期的な検査をする(早期発見による治療は効果的なようです)

詳しくはこちらのサイトをご参考ください。

国立がん研究センターがん情報サービス〜子宮頸ガンについて

厚生労働省 子宮頸がん予防ワクチンQ&A

そのほか、禁煙などの対策があるようです。

 

私も一時期、この子宮頸がんの予防接種を受けるつもりでした。ですが微妙に有効な年齢を過ぎていた・高額であった・長期にわたる接種が必要・にもかかわらず予防効果が絶対的ではなく結局検診などを受けなくてはならなくなる……などの条件にて足踏みしており、そうこうしているうちに副作用問題などが取りざたされて結局やめてしまいました。

 

現在は検診での発見に努めたいと思っています。自治体によっては子宮頸がんの検査が無料でできるところもあると思います。

 

また、在宅で行いたい方はさくら検査研究所さんなどのが出されている検査キットなどがありますので、そういったものをご活用ください。(さくら検査研究所さんは、17年の実績のある検査機関だそうです。HIV検査キットなどもアマゾンベストセラー1位を獲得していらっしゃいます)

まとめ

「性病で修羅場った話」を経験者に聞いたら予想以上にホラーだったという話を読んで気づいたのですが、

まず、性感染症という病気そのものは、正しい対処をすればそれほど怖いものではないんです。ほとんどの病気が薬で治療可能ですし、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染しても、現在ではそこから引き起こされるAIDSの発症を食い止める薬もあります。ですから、性感染症で一番怖いのは、パートナーシップを壊すことなんです。

「性感染症で一番怖いのは、パートナーシップを壊すことーーー、今回の知人のケースなどはまさしくそれだと感じました。

 

(※子宮頸がんは「性病」ではないものの、セックスからウイルス感染での原因が多いと言う意味で『性行為感染症』というカテゴリになるそうです)

 

(「子宮頸がんはコンドームを使っても防げない」という話をネットで見たので、子宮頸がんについて書かれている書籍を2・3冊読んでみましたが、とくにそういったことは書かれていませんでした。真偽不明です。ただし、ヒトパピローマウイルスは性行為から感染するもの・感染したとしても発症するわけではない、ということは確かです)

 

(どのみち、コンドームはそのほかの性感染症を防いでくれるから絶対につけるようにしましょう→コンドーム通販のLOVE MART!

 

「周りもみんなやっている」「今までこれで大丈夫だったから」というような甘言にのせられて、蓋を開けてみればやれ感染症だやれガンリスクの向上だ……こんなにめんどくさくなるとわかっていたら私ももっと強固に反抗したのに、とすら思います。

 

セックスは本来喜びに満ちた神聖なものはずです。私はその行為の重要さを主張したいです。

 

悲しみや恨み製造のきっかけにしないためにもリスクの認識がもっと声高に叫ばれてもいいのではないかなと思います。

 

変えられるものを変える勇気が、変えられないものを受け入れる冷静さが、そして両者を識別する知恵が私たちに与えられますように。

 

▼子宮頸ガンについて知りたいなら

国立がん研究センターがん情報サービス〜子宮頸ガンについて

 

▼家で子宮頸がんの検査を受けたいなら

さくら検査研究所

 

▼コンドームは必ず常備しておこう

コンドーム通販のLOVE MART!