新着記事:自助グループのメリット・デメリット

「ヘンだな」と思ったら精神科に行こう。依存の裏には病気が潜んでいるかもしれないから

良い精神科ダメな精神科見分け方

こんにちは、「私がセックス依存症を克服するまで」管理人《えりこ》です。

 

私がセックス依存症から抜け出せた背景に、病院のカゲは薄いです。「病院でもスルーされた」と書いているように、このとき通っていた心療内科の先生にもさらっと流されてしました。

病院でもスルーされたセックス依存症。克服の道のりをお話します。

ただ、非常に役立った場面もあります。私の脱セックス依存の大きなキーワード「退職」を助けてくれたのが心療内科からの診断と、その流れで給付できた傷病手当金だったからです。

 

今日は、「早めに“精神科”に行っておいた方がいい理由と、選ぶ時のポイント」などをお話ししていきたいと思います。

私たちは「精神科」を探そう。心療内科よりも、神経科よりも。

 

ここに来られたみなさんがどういった状態かを知ることはできませんが、この記事で書いている通り、このブログは「厳密に言うと病気にカテゴライズされない」状態の方に向けています。

セックス依存症と性依存症の違いは?病気なの?定義を元当事者が調べた

では、どうして病院に行った方がいいのでしょうか。

 

それは、セックス依存(性依存や恋愛依存)そのものは病気と認定されなくても、その奥には精神的な病がひそんでいる可能性があるからです。

 

私は「適応障害」と診断されていましたが、のちのち調べると「うつ状態」とも言えそうな、とにかく「なにかしらの精神的な病気を抱えている」という状態でした。私自身、そういう病気の下敷きがあって「セックスや自慰行為への異常な執着」に転がったと感じています。

 

では、なぜ「精神科」が良いのでしょうか。メンタルを扱うクリニックには「心療内科」と「神経科」もあります。違いを簡単に説明します。

「精神科」→「こころ」の症状や病気を扱う科であり、「こころ」の病気そのものを治療します。例えば、強い不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想といった症状です。精神科は、躁うつ病、統合失調症など、主に精神的な症状が強く現れる精神障害の治療を行います。

「心療内科」→様々なストレスが原因でおもに「からだ」に症状が現れる場合、その症状や病気を治療する科です。例えば、強い動悸(心臓がドキドキ打つ)が続いたり、お腹の具合が悪くなったり(下痢・腹痛)、血圧が高くなる、喘息の症状が現れてくるといったことがあります。それで内科の病院を受診して色々な検査をしても、「全く異常ありません」と言われて帰ってきたが、その後も症状はずっと続いているといった場合です。

内科的な病気は見つからなかったが、もし、最近強いストレスを感じる出来事があり、それ以降からだの調子が悪くなった、それまでは全くそんなことがなかったのに…、というようなとき、心療内科を受診されてみることをおすすめします。

なお、「心療内科」は、身体的な症状の改善を図るため「内科医」が担当することもありますし、症状が「からだ」と「こころ」の両方の領域にまたがっていることが多いため、「精神科医」が担当することもあります。

「神経内科」→からだの動きがおかしい、ふるえる、しびれる、傾く、力が入らない、めまいがするなど、神経系の異常が疑われる場合には、「神経内科」を受診されることをおすすめいたします。

(引用:医療法人社団 拓美会 玉越病院HPより)

依存症は「カウンセリングを中心に治療していく」のが王道ですから、この中でいうと「精神科」が一番ふさわしいと思います。(参考:廣中直行著「依存症のすべて」)

 

もしお住いの県に「精神科」がなければ、「心療内科」で探してみて、それでもなければ神経科を探してみるのがいいかと思います。

 

行っても良い精神科・ダメな精神科 の見分け方

 

では、「良い精神科・ダメな精神科」の見分け方の目安についてお話しします。

心得その❶2.3件めぐってみても全然OK

心得その❷カウンセラーがいないところでも諦めないで(医師とカウンセラーは別業種です)

 

これを踏まえた上で、参考にしてみてください。

良い精神科

→先生がよりそって話しを聞いてくれる(患者が8割話して、医者が2割話すくらいが理想)

→いきなり3種類以上の薬を処方しない

→薬の副作用をちゃんと説明してくれる

ダメな精神科

→先生が話しを聞かない。自分の話をしだす。

→いきなり4種類以上の薬を処方する

 

ーーこの基準は、東京23区の精神科をめぐってみた「ひろ新子」さんという方の著された【行ってもイイ精神科、ダメな精神科】という本を参考に書きました。


行ってもイイ精神科、ダメな精神科
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ちなみに私が行っていた病院は「心療内科」です。精神科医の先生がお一人でされているクリニックでしたが、カウンセラーはおらず、先生ご自身もあまり深く話を聞いてくださると言う感じでもなかったです。薬はそんなに処方されませんでしたが、今調べてみるとすでに評判の落ちていたはずの薬を処方されてたみたいです。

 

なぜ私がそんなイマイチな心療内科に通い続けていたかというと、「最初に通ったところから何も言わずに鞍替えするのはなんだか悪いと思ったから」「病院なんてどこでもいっしょ、メンタルクリニックなんてこんなもんか」と思ったから、などなどの理由があります。

 

しかし、ひろ新子さんの本を読ん「もう少し病院に望みをかけてみてもよかったかな」と思えるようになりました。「先生」はカウンセラーではありませんが、カウンセラー的立場でよりそって話を聞いてくれる先生も中にはいるのだとこの本を読んで知りました。

 

依存症は「カウンセリングを中心として治療して行く」のが王道の治療法ですから、必ず「自分の気持ちを打ち明けられる存在」は必要です。病院の先生がそれをしてくださってそれでやっていけそうならそれが一番良いのだと思います。必要であればそこでお薬の処方もしてもらえるのですから。

 

だから良さそうな精神科に巡り会えればベストなのだと思います。仮に、良い先生に巡り会えなかったとしても一回は病院に行ってみることをお勧めします。その理由も詳しくお話しします。

 

薬を処方してくれる存在、診断書を書いてくれる存在だと割り切るのもアリ

 

23件精神科をめぐられたひろ新子さんも、「良いと感じた精神科は半数に満たなかった」と書かれています。東京でそんな感じなら、田舎だったら巡ってみても良いところに巡り会えない可能性もあります。

 

それでも1度は病院に行っておいた方がいいと思います。なぜなら、「診断書を書いてくれれば公的補助(お金の援助)が受けられる可能性が上がる」からです。

 

どこかの会社で正社員として勤められている方でしたら「傷病手当金」などが受けらる可能性があります。

そのほか、病院や薬代を抑えてくれる「自立支援制度」というのもあります。これも病院で診断書ありきで受けられるものです。

私自身はこの「傷病手当金」が出るということもあり、思い切って仕事を辞めることができました。それが依存回復の大きなきっかけになったのです。

 

ただ、そういった場合「カウンセリング的役割」を誰にになって貰えばいいのか?ということも問題です。

 

現在でしたらインターネットでカウンセラーを探せる電話カウンセリングなどがありますので、私は今のところそれをおすすめしています。この手のサービスはこの「ボイスマルシェ」さんが一番しっかりしていると思います。

▼【ボイスマルシェ】女性専用オンライン・カウンセリングサービス

これが全国どこでも電話がれ場受けられる電話でのカウンセリングです。

自分の状況にあった人を探せば、カウンセラーとの関係でありがちな「こんなエリートっぽい人に私の気持ちなんかわからんだろ」という心の溝も生まれにくいかと思います。

 

「病気」認定されるデメリット

もう1つお伝えしておきたいのは、「病気だと診断されるデメリット」です。医師の診断書は最強アイテムで、ブラック企業もひれ伏す印籠ですし、カウンセリング的問診の上手な先生にあたれば保険も効いて文句なし…なのですが、一応デメリットもありますのでお伝えしておきます。

・生命保険や医療保険に加入しにくくなる

・それらの保険料が高くなる

・離婚の際に子供の親権者として不適格であると判断される

・がんなどの病気の新薬の治験に参加を希望しても除外される

といったものが思いつきます。(参考「それは「うつ」ではない。どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由〜)

 

私でしたら、こんな未来のことを思い悩むより今の自分を助けることを優先したいので、これらのデメリットは感じませんが、人によっては気になると思いましたので参考までに。

自助グループはいつ参加する?

 

また、依存症には「当事者同士の助け合い」も効果的だとされています。「自助グループ」と呼ばれています。自助グループには薬物依存やアルコール依存が多いですが、セックス依存症や恋愛依存症の自助グループもあります。こちらの記事にくわしく書かせていただきましたので、気になる方はごらんください。

自助グループに参加するのはある程度回復してから?デメリットやメリットなど。

今言えることは「自助グループは回復し出してからつながるのが好ましい」ということだけです。

さいごに

 

私たちはまず精神科を探そう。2・3件めぐっていい。良い精神科に巡り会えなくても何かしらの役に立つから行ってみよう。カウンセリング的な助けは受ける方向で考えよう。

というお話でした。病院での治療費も一定の額を超えると免税措置もできますから、領収書などは保存しておきましょう。きちんと活用して、現状を変える手助けにしてほしいです。

 

変えられるものを変える勇気が、変えられないものを受け入れる冷静さが、そして両者を識別する知恵が私たちに与えられますように。

 

【記事中で参考にした本】


行ってもイイ精神科、ダメな精神科


依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る? (こころライブラリー)


それは「うつ」ではない どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由